2008-01-01から1年間の記事一覧

元祖? 少女映画『お茶漬けの味』その2

田舎育ちの「旦那様」(佐分利信)はかなり素朴で庶民的な人柄である。 ご飯に味噌汁をかけるのが好きだし、タバコは「朝日」が好き、結構いい会社の部長さんなのに電車は三等席に「気安い」からあえて乗るのだった。 一方「奥様」(木暮実千代)はお嬢様育…

元祖? 少女映画『お茶漬けの味』その1

世界が認める日本映画の巨匠、小津安二郎。 『お茶漬けの味』は1952年の作品だ。 僕はこの映画が好きで何度も何度も見ているのだが、最近見ていないので記憶を頼りにこの記事を書く。だから間違いがあるかもしれないと先に記しておく。この映画は個人的…

子供っぽさ

サブカルチャーは基本的に子供っぽい。子供=自由な発想。思考が何ものかの制約を受けることがない=自由のひとつのカタチ=サブカルチャー。これはサブカルチャーが子供のためのもの、ということを言いたいわけではない。 子供的であることはむしろ大人にな…

メイドさん

メイドさんはとても面白い存在である。「メイド」という言葉が意味するのは、僕の中では以下のようなことだ。①.家政婦さんやお手伝いさんといった、本来の意味のメイド。 ②.1とはまた別のものとしてアキバにて、コスプレ要素を重視してできたエプロンドレ…

萌え

個人的萌えの記憶一般的に萌え絵のルーツは少女マンガにあると言われている。一方で、手塚治虫の絵柄にすでに萌え絵の特徴が見られたということもあるが、ここでは個人的な記憶が中心なので、すなわち手塚治虫の絵柄に萌えを感じた事が無かったので(今は萌…

オタク

1.「オタク」という言葉は中森明夫氏による1983年の『「おたく」の研究』というコラムによって広く一般化したようです。この方はアイドル評論家としてとても有名なひとですね。なぜオタクはオタクと呼ばれるようになったのか。 彼らが、二人称として「…

サブカルチャーって何だろう?

はてはてなんだろう? 僕達が今、空気のように吸い込んでいるサブカルチャーというものの正体とは? いろいろな定義があるようです。 一つは「メインカルチャー」あるいは「ハイカルチャー」といった言葉に対し用いられる言葉としての「サブカルチャー」とい…